離婚を考えるとき、あなたは両親に相談しますか?
離婚を自分の親へ相談するべきかと悩む方は少なくありません。
実際、自分も夫と喧嘩になりはじめて離婚がよぎった時、母親に電話したことがあります(;^_^A
そんなたいしたことない時でも、親を頼ってしまうのですから離婚の相談に乗ってほしい気持ちはよくわかります。
基本的に離婚は夫婦の問題なので、親に相談する義務はありません。
しかし、離婚を親に相談することで、離婚後心の支えになってもらえるなどメリットもありますよね?
そこでこの記事では、離婚を親に相談することについてまとめてみました。
あなたは離婚を親などの家族に相談した?
『離婚弁護士ポータルサイト』では、夫が原因で別れた20代~50代までの離婚経験女性にアンケート調査を実施しました。
調査結果では、54%以上の女性が離婚を「自分の家族」に相談したと答えています。
一方、誰にも相談せず自分だけで決断した人は約5人に1人という結果でした。
アンケート調査で見えた離婚経験者のリアル(離婚弁護士ポータルサイト離婚弁護士相談広場)
また、Yahoo!知恵袋では「離婚を親に相談した方の体験談」で、「親に反対された」「受け入れてもらえなかった」という方がいました。
結局、離婚に賛成する親はとても少ないということなのでしょうね?(;^_^A
このような理由から、親に離婚を相談するのをためらう方も多いのもうなづけます。
そもそも離婚を親に相談する義務はない
結論から言うと、離婚を親に相談する義務は法律的にはありません。
離婚は大人の夫婦2人の問題であり、基本的に当事者が決めるべき問題です。
しかし、親に離婚の相談をすることによって、離婚後にメリットになることがあります。
特に、離婚後親の支えが必要で、頼りたいと思っている人は事前に相談することが多いです。
親に離婚の相談をするメリット
親に離婚の相談をするメリットって何があるのでしょうか?
以下に、親に離婚の相談をするメリットとして考えることをまとめてみました。
精神的な支えになってもらえる
離婚は精神的な負担がとても大きく、一人で思い悩むことは精神的に辛いものがあります。
親にサポートしてもらいたいと思っている人は、親に事前に相談することで心の安定にもつながります。
親に相談したことで精神的な支えになり安心感が持てて、さらに離婚後の子どもへのサポートも得やすくなります。
生活上の支援が受けられる
親に離婚を相談した場合、離婚後の生活費や子どもの世話など積極的に親に生活上の支援してもらえる可能性があります。
特に、仕事をしている人で子どもがいる方は、子どもの面倒やサポートをしてもらえるととても助かりますよね?
それだけでも、離婚後の生活が想定しやすいでしょう。
親に離婚の相談をするデメリット
一方、親に離婚の相談をするデメリットって何があるのでしょうか?
過度に干渉されてしまう
親が離婚に感情的に関わりすぎてしまうと、夫婦間の問題がさらにこじれる可能性があります。
特に、子どもの離婚に「自分たち親の育て方が悪かった」など、罪悪感を持つ親はさらに離婚に悩む子どもを追い詰めてしまう可能性あり。
しかし、離婚に少しでも共感してくれる親であれば、子どもは「自分には味方がいるんだ」と安心感が持てます。
意見が対立してしまう
多くの場合、離婚する子どもと親の世代との考え方が違うため、価値観の違いから意見が対立して不和が生じることがあります。
離婚に反対する親はとても多く、相談したことが返ってストレスになってしまう可能性もあります。
親を離婚問題に巻き込むことで、新たな問題が発生することがあるため相談は慎重に判断しましょう。
親に離婚を相談する際の注意点
親に離婚を相談する際は、いくつかの注意点があります。
冷静な説明を心がける
親に感情的になって離婚相談をすると、親は不安になってしまい誤解を招く可能性が高いです。
親に離婚の相談をする際は、事実と経緯を落ち着いて説明するよう心がけましょう。
巻き込みすぎない
親に離婚を相談する際は、あくまでも「第三者」としての助言をお願いしましょう。
けっして夫婦間の問題に深く関与しないよう、親にはサポート役に徹してもらうようお願いすることが大切です。
例えば、親が元配偶者と直接やりとりを求めることは避けましょう。
法律的なことは専門家に相談する
離婚は専門知識が必要な場面が多いため、法律的なことは弁護士や離婚カウンセラーなど第三者に相談することが有効です。
親に相談するのは感情面で支えてもらうことの留めておき、実務的な相談は専門家にお任せしましょう。
このように感情的な支えと実務的な支えを分けることで、親に負担がかかりすぎないように調整できます。
親を離婚問題に巻き込む判断ポイント
親を離婚問題に巻き込む判断ポイントを見ていきましょう。
親の性格や価値観
親を離婚問題に巻き込む判断ポイント1つ目は、親の性格や価値観を見ることです。
親が心配しやすく、感情的になりやすいタイプの場合、相談が逆効果になる可能性があります。
また、離婚に対する価値観も重要で、離婚を理解しサポートしてくれるかどうかも気になるところです。
特に、年配の親の場合、離婚に対して否定的な見方を持つ場合が多いので、注意が必要です。
また、このような親の場合は、事後報告よりもできるだけ前もって相談することで、親自身の心の準備がしやすく驚きや不安感が減らせるかもしれません。
親が元配偶者とどれだけ親しいか
親を離婚問題に巻き込む判断ポイント2つ目は、親が元配偶者とどれだけ親しいかです。
親と配偶者が親しい関係であれば、離婚相談したときに親が中立性を保てるかが気になります。
そして、親が配偶者を支持する可能性があるとなると、親に相談したことであなたの立場を理解してもらえないという可能性もあります。
離婚相談をするときは親との距離感を大切しよう!
離婚を親へ相談するかどうかは慎重な判断が求められます。
親のサポートが必要な場面もありますが、夫婦間の問題に深入りしないような距離感を持つことが大切です。
そして、親の性格や価値観などを総合的に踏まえたうえで、離婚の相談をしましょう。
あくまでも「自分の決断を尊重してほしい」という姿勢を伝えて、親の意見を参考にしながら最終的な決断は自分で行うことが大切です。
また、専門家の助けも利用しながら、より良い未来に向けて進んでいきましょう!
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