【浮気されたら即離婚?】浮気夫との離婚で妻が不利にならないために!

浮気
浮気は即離婚

夫の浮気が発覚して、勢いだけで離婚を決意すると、後悔することが多々あります。

浮気なんかされたら、「顔も見たくない!」「早く離婚したい!」と思うのは、当然のことで無理もありません。

また、「なんで浮気を?」など、理由を考える余裕すらないかもしれませんよね?

夫が浮気をしても、いったん落ち着いて、その日のうちに離婚を切り出すことだけは辞めましょう。

あなたはもう夫に愛情はありませんか?

後悔しないように、自分はどうしたいのかをしっかりと考えて、準備を進めることがとても大切です。

特に、お金に関することは後々の生活を左右するため、あとで悔しい思いをしないようにしましょう。

この記事はこんな人に向けて書いています

  • 旦那が浮気したら離婚した方がいいの?
  • 離婚する前にするべきことって何?
  • 離婚ってデメリットしかないの?

この記事では、浮気夫との離婚で妻が後悔しないための4ステップを順にまとめています。

離婚を決めた人、離婚をきめていない人も参考になりますのでぜひ!

浮気夫の離婚ステップ

〈ステップ1〉夫の浮気で離婚の場合財産調査と証拠集めをする

ドライブレコ―ダー夫の浮気を知ったら、夫には何も言わずに粛々と、以下のことをやりましょう。

■浮気夫の財産調査
■浮気の証拠集め
■離婚をした方いいのかをよく考える

浮気夫に離婚の意思を伝えると、感情的になり離婚の準備がしづらくなってしまいます。

そのため、夫に黙って影で準備を進めているという方はとても多いです。

ワダミ
ワダミ

浮気夫から、突然「離婚したい」と言われた場合も同様です。離婚を考えていてもいなくても、まずは離婚の意志がないことをはっきり伝えます。そして、「財産調査」と「浮気の証拠集め」をしましょう。

浮気夫の財産調査

まずは「財産調査」をしましょう。

なぜなら、離婚では必ず「財産分与」が必須になるからです。

しかし、男性のなかには、離婚を切り出した途端、財産を隠す人がいます。

必ず別居になる前に、財産を把握する必要があり、必要であれば下記財産について調べておきましょう。

そして、財産がわかる資料をコピーしておくことが大切です。

【財産分与になるもの】
不動産・預貯金・保険・自動車・年金・退職金・株式など

浮気夫の証拠集め

次に、夫の浮気が勘違いでなく、事実かどうかを確認しましょう。

事実であれば、旦那の浮気の証拠を集めてください。

何故かというと、旦那の浮気の証拠は、離婚回避や旦那への慰謝料請求時に役立つからです。

また、浮気相手への慰謝料請求や接触禁止が有利になるため、証拠は必ず集めましょう。

浮気をした証拠は、携帯電話のメールやLINEからわかることが多く、なかには相手との写真などを自宅に置いている場合もあります。

必ず、別居する前に証拠がないかを確認し、見つけたら日付がわかるように撮影しておきましょう。

万が一、浮気夫から暴言や暴力を受けた場合、必ず録音して証拠を残してください。

場合によっては、警察に被害届を出して、調書を残しておくことをおすすめします。

どうしても、証拠集めが難しい場合は、探偵に依頼するのもありでしょう。

離婚をしてもいいのかよく考える

夫の浮気を発覚し、夫に離婚を切り出す前に、必ず離婚をしてもいいものかをよく考えましょう。

なぜなら、夫に離婚を切り出すと、離婚を辞めたくなっても、元の夫婦関係に戻れなくなることがあるからです。

旦那に離婚を切り出す前に、本当に自分は離婚をしたいのか、離婚して後悔しないのかをよく考えましょう。

また、夫の本音も聞くことも大切です。

浮気旦那でも、浮気は一時の気の迷いで、離婚までは考えていない場合もあります。

旦那とうまく話し合いができない場合は、裁判所の「離婚調停」や「円満調停」で話し合うことも可能です。

そして、離婚する場合は、どのような条件を出したいか、離婚後の生活についてもしっかし考えましょう。

〈ステップ2〉浮気夫との離婚後の生活を考える

引っ越し

ステップ2では、離婚後の自分の生活のことをしっかり考えて、次のことをしましょう。

■覚悟があるのかを考える
■別居後の引っ越し先を探す
■住民票の異動・転送届を出す(転送届は注意が必要)

ちなみに、ここではまだ浮気夫に離婚は切り出しません

覚悟はあるかを考える

離婚後、慰謝料や養育費の確保できても、経済的に苦しくなる可能性があります。

経済的なことが不安で、精神的に追い詰められて、離婚を後悔する人が少なくありません。

また、子どもがいる方は、一人で子どもを育てていかなければなりません。

子どもは父親がいないことを不審に思い、精神的に影響を与えぬようしっかりフォローする必要があります。

それらを踏まえても、現実的に離婚をしたのか、再度よく考えてから決めましょう。

別居後の引っ越し先を探す

別居後、どこに引っ越すのかのメドをたてておきましょう。

その際、入居時にいくら費用がかかるのか、月々の光熱費などを合わせて月いくらになるかなど概算で把握しておきます。

旦那に離婚を切り出したあと、なかなか合意にならず、離婚調停や裁判になることもあります。

引っ越し費用に不安な場合は、実家に帰ることも選択肢に入れておきましょう。

離婚で経済的に苦しくなり、精神を病んでしまうことがないように。

また、離婚後、環境が変わりストレスで体調を崩してしまわないように、早めに準備をしておくのがおすすめです。

住民票の異動・転送届を出す

別居になったら、役所で住民票を異動しておきましょう。

その際、浮気夫に新居を知られたくない場合は、住民票の閲覧制限をかけておきます。

そうすることで、浮気夫は住民票の写しの取得が不可になり、住民票から住所がバレる心配がなくなります。

また、転送届を出す場合は、注意が必要です

転送届を提出しても、郵送物を送付した後の取り戻し請求で、あっさり住所がバレることがあります。

それを防ぐためには、郵便を実家に届くようにしてするか、郵便局留めが安心です。

〈ステップ3〉離婚届けを出す前に浮気夫と話し合う

公正証書離婚を決意して、離婚届を出す前に、必ず以下のことを話し合いましょう。

■婚姻費用(生活費)について
離婚したくない方はとにかく離婚拒否を続ける
■離婚条件を話し合う
■離婚協議書・公正証書を作成する

婚姻費用(生活費)について

離婚届を提出する前に、婚姻費用(生活費)について夫婦で話し合いましょう。

なぜかというと、離婚届を出した後は、浮気夫の婚姻費用の負担義務がなくなってしまうからです。

話し合いにさえ応じてもらえなくなり、妻側が損をする可能性が高くなります。

婚姻費用については、下記のように民法第760条に規定されています。

(婚姻費用の分担)
第七百六十条 夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する。

「引用:民法 | e-Gov法令検索・第三節夫婦財産制|第二款法定財産制

基本的に、夫の収入が妻の収入を上回る夫婦では、夫が婚姻費用を妻に支払う必要があります。それは、別居をしていても同様です。

離婚したくない方はとにかく離婚拒否を続ける

離婚したくない方は、浮気夫が離婚を切り出しても、とにかく拒否し続けましょう。

それは何故か?というと、以下の2つの可能性が高いからです。

・協議離婚や離婚調停になっても、双方の合意がないと離婚は成立しない
・離婚裁判になっても、離婚原因の浮気夫の離婚提起が認められない可能性が高い

さらに、役所に「離婚届不受理申出」をしましょう。

離婚届不受理申出をすることで、旦那が勝手に離婚届を提出してしまうことが阻止できます。

特に、子どものいる夫婦は注意が必要です。

旦那に勝手に離婚届を出されてしまうと、旦那が「親権者」になってしまい、取り消すには調停や訴訟が必要になってしまいます。

ワダミ
ワダミ

浮気されたうえに、子供まで奪われないように気をつけましょう!

また、浮気夫に「離婚したい」と言われても、夫婦関係の修復の可能性はゼロではありませんから。

離婚条件を話し合う

離婚条件では、最低限以下のことについて決めておくべきです。

また、離婚届をどちらが提出するかも決めましょう。

【話し合いが必要なもの】
慰謝料・財産分与・年金分割・親権・養育費・面会交流

浮気が原因の離婚では夫に慰謝料請求が可能

浮気が原因の離婚では、夫に慰謝料を請求することができます。

一般的な浮気の慰謝料の相場は、肉体関係の有無でだいぶ変わりますが、50円~300万円程度といわれています。

夫婦が離婚、別居、婚姻関係のどれにあてはまるかでも変動するものです。

また、夫婦の婚姻期間の長さ子どもの有無、夫婦や浮気相手の年収や資産なども影響しますので、それぞれの支払い能力によって変わります。

さらに、慰謝料の支払い方法や支払い回数、支払い時期、遅延した場合のことも決める必要があります。

慰謝料に関わらず、離婚に際しての話し合いでは、弁護士に相談してみるのがいいでしょう。

ワダミ
ワダミ

結婚生活が長く、妻に落ち度がなく、浮気期間が長い場合などは、慰謝料増額の可能性があるので、弁護士に聞いてみるのが確実です。

財産分与は基本的には半分ずつ

結婚してから築いた財産は、夫婦の共有財産になります。

妻が専業主婦でも、離婚時には分ける(財産分与)ことが決まっています

基本的には財産分与は半分ずつになりますが、もめないためにしっかり話し合うことが大切です。

また、住宅ローンなどが残っている場合、どちらが支払いを続けるのかも決める必要があります。

日本では妻が親権を獲得しやすい

離婚の際、子供がいる夫婦は「親権」をどちらが持つかを決めます。

「親権」はあくまでも子どものために、どちらが「親権」を持ったほうが良いのか考えましょう。

さらに、「親権」が取れなかった場合は、「養育費」や「面会交流」についても、しっかり決めておきましょう。

離婚協議書・公正証書を作成する

お互い離婚条件に合意した場合、下記のとおり離婚協議書公正証書を作成しましょう。

内容 メリット 法的な強制力
離婚協議書 離婚の際に夫婦が話し合いで決めた諸条件を記載する私文書

記載すべきこと)慰謝料、養育費、親権、面会交流、財産分与

書式に決まりがない

義務ではないが、合意したはずの条件が守られないなどのトラブルを避けられる。

離婚協議書がないと「約束をしていない」などと言い逃れされる。

なし

(トラブル回避のためには訴訟が必要)

公正証書 公証役場で公証人が作成する公文書。一般的に、離婚協議書を作成してから公正証書にする

書式や作成方法が決まっている

強制執行認諾文言付きの公正証書にすると、将来の未払いに対する備えになる あり

(訴訟をせずに強制執行の申立が可能)

離婚協議書とは、夫婦間で合意した内容を記載した書類で、特に形式は決まっていません。

離婚協議書には、合意した内容、合意した日付、夫婦の署名押印を必ず入れましょう。

「参考:ベリーベスト法律事務所(離婚協議書の作り方)」

次に、公証役場に離婚協議書を持参して、公正証書を作成しましょう。

公正証書は数万円の費用がかかりますが、養育費や慰謝料の支払いでもめた時に効果を発揮します。

離婚協議書だけだと、養育費や慰謝料の支払いでもめると裁判が必要です。

しかし、公正証書があると、裁判をせずに差し押さえができるなど効力があります。

結果的には、裁判費用の節約につながります。

〈ステップ4〉浮気夫との離婚を決意し離婚届を提出

離婚方法を決める

離婚には次の3つの方法があり、自分たちはどの方法を選ぶのかを決めます。

  • 協議離婚・・夫婦で話し合いをして解決します。妥協点を探し合うとうまく進みます。
    協議離婚がこじれた場合は、離婚調停で調停委員を交えて話し合います。
  • 離婚調停・・家庭裁判所で、調停委員を間にはさんで話し合います。
    合意できない場合は、「調停不成立」で終了します。
  • 離婚裁判・・離婚裁判で、法定の離婚事由が認められた場合、裁判所が離婚を認めます

離婚の悩みを無料で相談できる機関と、弁護士を探し方を調べたい方は、以下の記事が参考になります。

離婚で後悔しないために、ぜひ以下の記事を1度読んでみてください。

〈浮気夫との離婚で妻が不利にならないための注意点

大切な思い出ノート

離婚条件には、「慰謝料」「養育費」「親権」「面会交流」「財産分与」などがあります。

そして、離婚協議書公正証書を作成することを覚えておいてください。

浮気夫との離婚で不利にならないための注意点は、以下の5つです。

〈浮気が原因の場合〉慰謝料請求のための証拠を残す
〈専業主婦の場合〉離婚後の生活費の確保をする
〈子どもがいる場合〉親権での争いで有利な行動をする
〈旦那がモラハラの場合〉証拠を録音・録画する
〈熟年離婚の場合〉財産分与に関する資料を集める
それぞれで、必要なことは旦那としっかり話し合いましょう。

〈浮気夫が原因の離婚〉慰謝料請求のための証拠を残す

浮気が発覚したら、勢いで家を出てしまい、離婚届を送ってしまう人がいます。

しかし、その場合は、慰謝料請求で不利になることがあります。

浮気での離婚は、慰謝料請求で争う可能性が高いため、浮気の証拠を残すことがとても大切です。

また、不倫旦那が浮気をなかなか認めない可能性もあり、証拠があれば認めざるをえません。

できるだけと夫の不貞行為を証明する証拠、旦那と不倫相手に肉体関係があることを証明する証拠を集めましょう。

〈浮気夫が原因の離婚〉専業主婦は離婚後の生活費の確保をする

専業主婦の方は、離婚後の生活費の確保をすることが大切です。

離婚が成立していない間は、夫婦間で婚姻費用(生活費)の請求ができます。

別居してから離婚調停を申し立てないと、その期間の婚姻費用を払ってもらえず、妻が損をしてしまう可能性があります。

それを防ぐために、浮気夫との話し合いで婚姻費用の合意が成立したら、離婚協議書を作り公正証書を公正役場で作成しましょう。

ただし、夫が婚姻費用に難色を示したら、裁判所に婚姻費用分担調停を申し立てて、婚姻費用の取り決めを行ってください。

婚姻費用の支払いは、調停を申し立てた月から可能です。

また、婚姻費用以外にも「慰謝料」「養育費」「財産分与」などについても、調べておきましょう。

〈浮気夫が原因の離婚〉親権争いで有利になる行動をする

子どもがいる方は、「親権」での争いになる可能性が高いです。

「親権」はどちらの親の元で育つ方が、子ども本人にとっていいのかの基準で決められます。

そのため、次の3つのように自分に有利な行動をしましょう。

  • 子どもを置いて勢いで家を出ていかない
  • 子どもの世話はできるかぎり自分で行う
  • 子どもに作ったご飯や一緒の姿などを撮影する

このように、別居をする前に子どもと一緒に生活し世話をしていた実績を、証明する写真などを残すことが大切です。

〈浮気夫が原因の離婚〉浮気旦那がモラハラの場合は音声を録音する

旦那がモラハラの場合は、証拠となる録音・録画を残しましょう。

なぜなら、モラハラ旦那との離婚では、慰謝料について争う可能性が高いからです。

例えば、メールやLINEの履歴などです。

証拠をとるのが難しい場合は、日記を書きて、日付や具体的な発言などを記録しておきましょう。

また、モラハラ夫との離婚では、二人だけで離婚の話し合いをすることが困難なことが予想できます。

その場合、それらの証拠を持参して、弁護士に相談してみましょう。

〈浮気夫が原因の離婚〉熟年離婚の場合は財産分与の資料を集める

熟年離婚の場合は、財産分与に関する資料を集めておきましょう。

なぜなら、熟年離婚は結婚生活が長いため、財産分与で争う可能性が高いためです。

別居前に、夫婦の共有財産はどのくらいなのかを、可能な限り把握しておきましょう。

その際は、夫の退職金も忘れずに!

まとめ

浮気夫との離婚で、後悔しないための4ステップや注意点を紹介しました。

夫の浮気を知ったとき、誰でもパニックになり離婚がよぎります。

しかし、勢いで離婚を決めず、ステップを踏みながら確実に物事を進めていくことで、後悔のない道に進めます。

〈ステップ1〉夫の浮気を知ったら財産調査と証拠集めをする
〈ステップ2〉浮気夫との離婚後の生活を考える
〈ステップ3〉離婚届けを出す前に話し合う
〈ステップ4〉浮気夫との離婚を決意し離婚届を提出する

また、離婚が不利にならないように、浮気夫との離婚での注意点をよく読み、後悔しない道を選びましょう。

特に、お金の関することは、後の生活を左右するためしっかりと考えてから行動してください。

 

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