離婚した後に未練があり、後悔する人は意外と多いです。
苦労してやっと離婚できたはずなのに、一人になった途端に自責の念に駆られてしまう人もいます。
毎日悩む自分に終止符を打ちたいと思っていても、なかなか前に進めずに辛い思いをしているかもしれません。
離婚に後悔している方は、何に未練があり、どうしたらその未練を絶ち切れるのでしょうか？
この記事では、離婚経験者に多い後悔の理由や、未練を断ち切れない理由、未練を断ち切る方法などをまとめています。
この記事はこんな方に向けて書いています
- 離婚経験者が離婚を後悔する理由はなに？
- 未練をなかなか断ち切ることができない
- もう遅いけど離婚を後悔している
〈離婚後未練があって辛い〉アンケートからわかる離婚後の未練
弁護士予約サイトを運営する「カケコム」で、離婚経験者27名にアンケート調査を行いました。
その結果、離婚で後悔する理由の第3位に「突発的すぎた」という回答があります。
3番目に多かった意見は、もう少し良く考えて離婚すればよかった、という意見でした。
「引用：カケコム（離婚して後悔する原因とは？アンケートを元に後悔しない離婚を知りましょう！）」
この回答を選択した人の意見を見てみると、以下のように考えていることがわかります。
- 離婚の決断を急ぎ過ぎた
- 意地になってしまった
- もう少し話し合えばよかった
他にも、夫の不倫で離婚した方がおり、相手が不倫相手と再婚し養育費を減額されたといいます。
この方は、二人を別れさせずにあっさり離婚をしたことに後悔していました。
これらの結果から、離婚は一時の感情に流されずに、相手をしっかり話し合いを経てから決めないと、後々後悔することがあるのがわかります。
離婚で後悔しないためには、焦らずに相手と時間をかけてしっかりと話し合うことが大切なんですね？
〈離婚後未練があって辛い〉未練を断ち切れない理由
離婚後未練があって辛い思いをしている人は、なぜ思いを断ち切れないのでしょうか？
理由①もっと頑張ればよかった
一時の感情だけで離婚をしてしまい、後悔している人が少なくありません。
「あのとき何故もっと頑張れなかったのか」
「ちゃんと話をすれば改善できたかもしれない」
相手にまだ未練があり、もう少し冷静に考えることができていたら、離婚する必要はなかったのでは？と後悔するパターンです。
しかし、あなただけが頑張って、果たして離婚は回避できたのでしょうか？
このように、勢いで離婚をしていまい、あとあと後悔してしまう人が少なくありません。
理由②相手の良さに気づいた
相手が嫌で離婚したはずなのに、離婚してから改めて相手の良さに気づくことがあります。
そのような人は、離婚しなければよかったと後々後悔してしまうことがあるのです。
特に、子どもがいる夫婦は、子どものことで会う機会があり、その際に相手の良さに気づくことがあります。
例えば、子どもに接する態度など、結婚生活の中では気づけなかった相手の優しさに、改めて気づきます。
また、一人での子育てに不安を感じる人も、結婚生活に未練を感じてしまうかもしれません。
そのような場合は、再婚を願っていても、結婚生活の良さがなかなか忘れられず行動できないパターンが多いです。
理由③一人が寂しくて辛い
離婚生活に不満があって離婚したはずが、一人暮らしを始めた途端何とも言えない寂しさに襲われるパターンです。
離婚をする時は相手への不満ばかりで頭がいっぱいになり「早く離婚したい」「顔も見たくない」と思っていたはず。
しかし、冷静になると結婚生活の良さをしみじみ感じてしまい、離婚に未練が生まれ辛い気持ちになります。
また、収入が少なくて経済的に不安を感じることも、離婚を後悔する一つの要因になります。
理由④次の恋愛がうまくいかない
離婚して次の恋愛がうまくいかない場合も、離婚に未練を感じてしまいます。
離婚後の生活で、これが正しい選択だったのか自問自答し始めてしまいます。
新しい相手が見つかっても、どうしても元配偶者と比べてしまい、離婚に対する後悔がより強くなる場合もあります。
理由⑤他人の話で気づく
離婚の未練や後悔は自分の気持ちだけでなく、他人の言葉で初めて気づかされることもあります。
例えば、友達に「離婚しちゃってもったいない」なんて言われてしまい、改めて考えると「その通りかも」と納得するパターンです。
具体的には、相手の年収や条件などで、「まじめで優しそうな人だったのに」などと言われてしまう心が揺らいでしまいます。
〈離婚後未練があって辛い〉未練を断ち切る方法８選
いつまでも未練を断ち切ることができないのは、とても辛いことです。
しかし、無理に未練を絶ち切ろうとするのは難しいですよね？
１番おすすめなのは、未練を絶ち切るために「時間薬」を信じることではないでしょうか？
悲しいことも、苦しいことも「時間」が解決してくれるのをただ待つことです。
しかし、もっと前向きになりたいと思っている方は、以下の方法を試してみてください。
方法①離婚原因を思い出してみる
相手が原因で離婚になった場合、相手の悪い部分を少し思い出してみてください。
あなたに離婚を決意させたのは、あなたに辛いを思いをさせた相手が原因です。
あのまま離婚をせずにいて、あなたは果たして幸せだったのでしょうか？
離婚した理由をもう一度思い返してみることで、未練を断ち切ることができるかもしれません。
方法②新しい相手を見つける
新しい相手を見つけることは、離婚への未練を断ち切るためにおすすめです。
一人でいるから寂しい、一人でいるから離婚のことばかりを考えてしまう。
新しい一歩を踏み出すためにも、勇気をだして出会いの場に出かけてみることです。
できるだけ新しい相手と元配偶者を比べることはせずに、新しい生活をスタートさせましょう。
方法③引っ越しをする
思い切って引っ越しをしてみるのもおすすめです。
慣れ親しんだ場所は、行く先々で結婚生活を思い出すため、なかなか忘れることができません。
たくさんの思い出のある場所から一度離れて、新しい環境に身をおいてみませんか？
環境を変えることが、離婚の未練を断ち切れるいいきっかけになるかもしれません。
方法④趣味や仕事に集中してみる
趣味や仕事の時間だけ、離婚を忘れて集中してみるのも手です。
子どもがいる方は、子どもの世話で離婚を忘れる時間があるかもしれません。
しかし、子どものいない方、私生活に満足できていない方は、いつも一人であれこれ悩んでしまいがちです。
仕事や趣味に集中することで、少なくともその時間だけは離婚を忘れることができ未練を断ち切れるかもしれません。
方法⑤思い出の品を廃棄する
思い切って、結婚生活の思い出の品を廃棄してみるのもありかと思います。
相手からのプレゼントや写真など、大切にしたい気持ちはわかりますが、いつまで経っても先に進めません。
そこから再スタートを切ることで、離婚の未練や後悔を断ち切ることができます。
方法⑥ペットを飼う
離婚の未練を絶つためには、ペットを飼ってみるのもおすすめです。
一人暮らしの寂しさが、離婚の未練や後悔につながっていることが多いです。
ペットがいることで、意識をそちらに向けられますし、世話をする相手ができて心まで癒してくれるかもしれません。
方法⑦子どもに会える機会を作る
親権がとれずに子どもと離れ離れになってしまった人は、子どもと会えない寂しさから離婚に未練を感じてしまいがちです。
そのような方は、子どもに会える機会を作ってみましょう。
例えば、電話で話をさせてもらう、1ヶ月に1回だけでも子供に会わせてもらうなど。
子どもと会える日が来ると思うと、その日までは頑張れる気がしませんか？
方法⑧相談する
離婚の未練や後悔が強く、辛い思いを誰かに相談してみるのも良いです。
デリケートな離婚の話は家族や友人にはしづらいもので、一人で抱え込んでしまう人が意外と多いです。
自分の素直な気持ちを打ち明ける相手がいるだけで、客観的に自分を見ることができます。
そして、心がスッキリするかもしれません。
また、夫婦関係専門のカウンセラーに相談するのもおすすめです。
方法⑨復縁を試みる
いろいろ考えてもやっぱり未練が残る、後悔の念が消えない人がいるかもしれませんね？
どうしてもよりを戻したい、復縁したいという気持ちがあれば、1度相手に素直な気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか？
特に、子どものことで連絡を取り合っている、たまに会っているような関係が継続中であれば、復縁できるチャンスは高いです。
ただし、相手にすでにパートナーがいる場合、復縁の可能性は低いと考えられます。
相手がいる気配がない場合は、相手の生活や気持ちを探ってみることをおすすめします。
また、離婚後まったく連絡をとっていない方は、手紙を書いてみることをおすすめします。
メールやLINEではお手軽過ぎて、なかなか読んでもらえないかもしれません。
しかし、手紙であれば相手は自分のタイミングで読めるので、気持ちが伝わりやすいかもしれません。
復縁を願っている人は「手紙」がとても有効です。
しかし、あくまでも相手の状況を踏まえて慎重に行動してくださいね？
まとめ
離婚経験者の本音や、離婚の未練を断ち切れない理由、未練を断ち切る方法などを紹介しました。
離婚経験者の本音では「離婚の決断を急ぎ過ぎた」「意地になってしまった」「もう少し話し合えばよかった」などがあります。
このように、離婚を急ぎ過ぎて悔いを残す人がとても多いです。
また、離婚後未練で辛い人が、なかなか未練を断ち切れない理由は以下のとおりです。
- もっと頑張ればよかった
- 相手の良さに気づいた
- 一人が寂しくて辛い
- 次の恋愛がうまくいかない
- 他人の話で気づく
そして、離婚後の未練で辛い人が、未練を断ち切る方法としては以下の9つがあります。
- 相手の悪い部分を思い出す
- 新しい相手を見つける
- 引っ越しをする
- 趣味や仕事に集中してみる
- 思い出の品を廃棄する
- ペットを飼う
- 子どもに会える機会を作る
- 相談する
- 復縁を試みる
離婚を決める際、相手としっかり話し合わず、急いで離婚を決めてしまう人ほど未練を残する傾向があります。
離婚に未練のある人は、何に未練があるのかをよく考えて、辛い毎日から一日も早く前へ進めるように行動しましょう。
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